アインシュタインは間違っていた?

タイム2011年10月10日号によると、新しい研究によって、アインシュタインが間違っていたことが明らかになるかもしれない、とのこと。

つまり、アインシュタインは、光がこの世の中で一番速く移動する、と考えていたらしい。

ところが、最近の研究で、ニュートリノがわずかに光より速いことがわかってしまった。

この号の13ページに、『地球から月まで385,000キロの距離をどのくらい速く(あるいは遅く)移動するか』が書かれています。いわく、ニュートリノ1.2829秒。光1.2830秒。アポロ73時間。ボーイング747 8日間。人間 356日。
ごくわずかですが、ニュートリノが速いようです。

Health & Science 欄のFaster than Light. A new study may upend Einstein. と題された文章の書き出しは、次の通り。
Physicists have a stock phrase they trot out whenever someone claims to have made as astounding discovery about the universe. “Important,” they say, “if true.” It’s a tactful way of saying, “Don’t bet on it.” They’ve been saying that a lot lately.

(訳:物理学者は、だれかが宇宙に関する驚くべき発見をした、と主張したときにいつでも口にするお決まりの表現を持っている。「それは重要だ、もし本当ならば」 この表現は、それを信じちゃいけないよ、という言葉の言い換えとしてはなかなか気のきいた言い方だ。最近は、特にこの言い方をすることが多い。)

この記事のハイライトは、太字の文。

The finding is enough to overturn a century of firmly established physics and rewrite the textbooks.
(訳:この発見は、100年にわたって、しっかりと打ち建てられてきた物理学を覆し、教科書を書きなおすに十分だ。)

もっとも、最近、アインシュタインが論文の中で、これは自分のミス、といっていた文章が、実は正しかったことが分かったようです。

文系のわたしには、よくわかりませんが、ミスが実は正しかった、ということも、また正しいはずのことが実は間違っていたという事件も、どっちもよくある話のような気がします。

最新号のタイムからのお話しでした。

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