Breaking Japan’s glass ceiling

ジャパンタイムズを買うと、内側にニューヨークタイムズが挟み込まれています。

このニューヨークタイムズの2面は、いつも特集記事が載ります。

10月3日の2面には、大きく小池百合子東京都知事の写真が載っています。

「日本のガラスの天井を打ち破る」というのが、小池知事の紹介の記事のタイトルですが、この「ガラスの天井」というのは、女性差別という、日本社会の中にある見えない壁のことです。

「彼女は風見鶏、花、マダム回転ずしなどと呼ばれてきた。深い化粧の下に本当の意志をかくしている..」

という書き出しの後に、
Little of it seems to faze Yuriko Koike, the first female governor of Tokyo, who brushes off most of the inevitable sexism she has faced during her 24 years in politics in Japan.

「このようなことは、初の女性東京都知事である、小池百合子氏を煩わしてはいないように思われる。彼女は、日本の政界での24年間の間に直面してきた、さけられない性的な差別のほとんどをなくしてしまっている」

と紹介しています。

さらに、興味深いバックグラウンドも紹介されていて、

Ms. Koike, the daughter of an oil trading executive who traveled frequently to the Middle East as a child, studied Arabic and sociology at Cairo University in Egypt.

小池氏は、石油輸入会社の重役の娘で、子供のころから、中東にはしばしば出かけていて、エジプト、カイロ大学において、アラビア語と、社会学を学んだ。

In an episode described in her memoir of Cairo, “Furisode, Climbing the Pyramid,” Ms.Koike decided to hike up a pyramid, a prohibited act.

彼女の回想記である「振袖、ピラミッドに上る」において紹介されているエピソードは、小池氏が禁止されていたピラミッドへの登頂を企てた、ということだ。

When the police threatened to fine her, she bargained with them to reduce the fine and carried on to the peak, where she donned a kimono and made a pot of green tea under the hot sun.

警察が、罰金を払うように、彼女を脅したとき、彼女は彼らと交渉して罰金を負けさせ、頂上まで登り、着物を着ると、暑い太陽のもとで、お茶を喫した、というのである。

非常に面白く、小池氏の性格が浮き彫りにされたエピソードだと思います。

これなども、ぜひ、クラスで読んでみたい記事ですね。

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