英語で考えるとはどういうことか②
当時、英語に夢中になっていた学生だったので、話題になっていた本は、一通りそろえました。
松本亨先生の「英語で考える本」
國弘正雄先生の「英語の話し方」
松本道弘先生の「実践英語道場」
中津僚子先生の「なんで英語やるの?」
といったところです。
それぞれの要点を簡単にまとめると、こんなところでしょうか。
「英語で考える本」
日本人が、英語らしい英語で話していくためには、英語で考える必要がある。
英語で考えるとは、大量の英語を頭の中に蓄えることで、英語の考え方をみにつけ、訳するのではなく、大量のストックからその場にふさわしい英語を語ることにある。
指導も、本当であれば、すべて英語で行うべきだが、すでに学習を始めている人たちにはそれは難しい。
そのため、さまざまな形で、大量の英語を身に着け、決まった形だけではない、自分でも思いがけないような条件を課すことで、英語を発話する機会を与えて、上達させる必要がある。
というところでしょうか。
英語をそのまま聞き、英語をそのまま覚えて、繰り返して言い、さらに大量に書く、という厳しい道を要求しています。
松本先生の、書き方がとても紳士的であり、おだやかなので、あまり厳しい感じがしないのが欠点でしょう。
実際に要求されている量は、途方もない量で、実際にやってみた人だけが実感できると思います。