最高気温達成!①
7月23日のジャパンタイムズの1面から。
deadly heat claims 11 more, taking deeper toll on seniors
このリードは、いくつも興味深い表現があります。
deadly heat は「殺人的な暑さ」
次の claim は、通常「権利として主張する、請求する」といったような意味でつかわれることが多いのですが、(たとえば、海外旅行に行ったときにバッグやトランクにつけるクレイム・タグがそうですね)ここでは「事故などが人命を奪う」こと。
toll も、使用料(高速道路のtoll gate は料金所)などですが、「~による被害、損害」の意味があります。
したがって、ここでは、「殺人的な暑さがさらに11名の命を奪う、高齢者にはその被害はより大きい」
第1段落の初めが、
The mercury hit 32 degrees as early as 7:30 a.m. Sunday in central Tokyo, soaring even higher later in the day
mercury は「水銀」ですが、ここでは「温度計」ですね。
soaring は「舞い上がる、上昇する」ですね。
そこで、
「温度計は、東京の中心部では、日曜日の午前7時30分に32度まであがり、さらにその日にはもっと上昇した」
二つ目の段落は、次のように始まっています。
A heat wave that has gripped most of the country for the past week was forecast to continue until at least Thursday,
A heat wave は言うまでもなく「熱波」
gripped は「掴む」ということですが、ここでは、「国中を覆っている」くらいがよいでしょう。
the past week は「過去の1週間」
forecast は よくweather forecast で使われる、「予報」の、過去分詞形。
「先週、日本の大部分を覆った熱波は、すくなくとも木曜日までは続くと予想されている」
ということでしょう。