英検1級2次試験報告③
2次試験で要求されるのは、論理性のある、そして具体例のあるスピーチと、そのスピーチを支えるファクトによる質問への解答のようです。
日本は、経営不振に陥っている優秀企業を援助すべきである。
それは、優秀な企業であれば、国家を代表するような技術をもっているはずで、この技術が、他の国に持っていかれるようなことは望ましくないから。
また、こうした技術によって支えられている、日本のものづくり王国としての評判が、傷ついてしまうから。
でも、こうした技術が、不正な品質試験結果にもとずくものだとすれば、かえってそれを支援することで、日本の評判はもっと悪くなるかもしれない。
面接試験では、スピーチ準備の時間はわずか1分しかありません。
その間に、こうしたことまである程度考えておく必要があります。
そのためには、できるだけ、日常的に頭の体操をしておかないといけません。
おすすめするのは、過去問題集を開いてみると、今までに出題されたさまざまなスピーチタイトルが並んでします。
このタイトルについて、自分なりにスピーチを作ってみること。
もちろん、添削してもらえればそれに越したことはないのですが、それがなくても、工夫の使用はいろいろあります。
たとえば、いま、例として挙げたような事件は、にほんでも(ざんねんながら) おこってしまったことです。
したがって、少しさかのぼれば、日本の英字新聞でも、報道した記事があるはずです。
ジャパンニュースという日刊紙があります。
日本人向けに編集されているので、英語自体、それほど難解ではありません。
また、日本のニュースが中心に置かれています。
こういう新聞の記事を調べてみると、案外、使える表現が出てきたりします。