従来の出題傾向は次のようなものでした。
1、ボキャブラリー問題
25問の英文が出題され、該当の単語が、( )穴埋めとなっている。
( )に入れるべき、単語/熟語が下に4つの選択肢の形式で出題される。
出題される単語のレベルは、大学入試の最も高いもの。
ここ数年、従来のものよりも高いレベルが出題されているように思われる。
2.長文穴埋め問題
300語レベルの長文。
文中に( )があり、ふさわしい表現を、下にある4つの選択肢から選ぶ。
長文の内容は、政治的なもの、社会的なもの、科学的なものなどがある。
英文の流れから判断して、パラグラフ全体を読むと回答しやすいものが多い。
3.長文質疑応答問題
400‐600語レベルの長文。2の問題の長文よりもやや難度が高い。
左側のページには英文が、右ページには、それぞれの段落に関する内容のまとめの選択肢4つから、ふさわしい解答を選ぶ。
内容は、歴史、科学、社会、時事など。
パラグラフ単位での出題が多い。
たとえば、3パラグラフの問題なら、各パラグラフから、4パラグラフ以上であれば、1は序論、2,3,4パラグラフからそれぞれ出題される、というケースが多くみられている。
4.自由英作文問題
平成15年までは、海外からのメールを読んで、そこで出されている3つの質問に対して、回答をする形式のものだった。
16年から、Do you think that Japanese companies need to improve their treatment of female workers?といったトピックを出されて、それに対して提示されている4つのポイント(例;child raising, job opportunities, salary, success of the company)のうち2つを使って自分の意見を説明する形式に変更。
作文の形式としては、序論、本論、結論という形をとる、という指定が入った。
これは、それまで英検1級で出されていた英作文のスタイルを、ほとんど踏襲したものである。