英検準1級は、このところ、やや難化の傾向がみられます。
ひとつには、センター入試に関する変更が影響しているのでしょう。
これは、センター入試の英語問題が、一般の英語検定試験に変更される件です。
英語を受験する人たちは、いくつかある私企業による英語の検定試験を選んで、受験して、その点数を、英語の得点としてカウントする、というものです。
英検以外にも、TOEIC, GTEC、TOEFL,などが採用されるようで、一日の受験で、作文、読解、会話、聞き取りの四技能がすべて試されることが要求されるようです。
たとえば、英検では、1次試験で、作文、読解、聞き取り、2次試験で会話の能力を見る形での試験が実施されてきました。
これが、センター入試の対象になると、1日で以上全ての4技能を試験する形になる、というわけです。
さらに、英検には級がありますから、どの級で受験するか、という問題も出てきます。
センター試験の受験をする層としては、高校3年生ですから、英検の場合は、3級から準1級までが、選択範囲内と考えられることになります。
英検協会では、3級から自由英作文を導入しました。
そして、想定ではある程度の受験者が見込める準1級まで、センターの影響下での改訂が見込まれます。
もちろん、この改訂の対象になるのは、大学受験の対象になる受験者のみに限られることになるでしょう。
それでも、出題の傾向が、この改訂の影響を受けるのは、やむを得ない事態でしょう。
そこで、どういう形での準備を進めればよいのか、検討してみましょう。