英検1級の長文は、今回2019年度題3回の出題でも次のような内容が出題されました。
1.ピノシェット時代のチリ
2.サイコパスのポジティブな面
3.クリスパー遺伝子の編集
それぞれ、1.近現代史、2.心理学 3.生物遺伝学 です。
これに、2の長文( )穴埋めの出題を含めると、
1.エジプト、ピラミッドを作った人たち
2.言語の多様性
つまり、
1.歴史、ピラミッドを作った労働者たちは奴隷ではなく、市民だった。
2.地球の各地に分布する言語の多様性と、その多様性が生まれた理由
という内容になります。
このことからわかるのは、
○近現代史(身近な歴史的事実、ただしあまり私たちが関心を示してこなかった話題)
○言語、歴史、文化、理科的な知識
という内容が、出題される傾向が強い、ということです。
それぞれの話題は、あまり私たちの親しみのある内容ではないので、それぞれの文章の理解力が大きくものを言うことになります。
したがって、正確に書かれている英文を理解する能力は必須となります。
特に、単語の意味を正確にとれること、文でのべられている内容を正しくくみ取ることができること、
そして、選択肢に紛らわされないこと、という3つのポイントが、勝敗を決する鍵と言ってよいでしょう。
そういう意味で、なんらかの英文ジャーナリズムに接することがおすすめできます。
たとえば、
the Japan Times これは、日本編集のthe Japan Times のほかに、the New York Times の国際版の記事が併せて掲載されているため、読み応えがあり、特に後者に関しては、レベル、内容ともに高度なため、参考になる部分が多いでしょう。
TIME これも日本では手に入りやすい、世界の代表的なニュース週刊誌。取り上げられるニュースは、国際的なものが多く、アメリカを中心とした世界の考え方のトレンドがつかみやすい。
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