英検1級に挑戦②かっこ穴埋め編

2019年度3回(今年1月の実施)の英検1級です。

英単語問題の後に続くのは、短めの英語長文で、文中の(  )内に当てはまる語句を下の選択肢から選びだす、というものです。

英検は、昔ながらの受験英語の老舗です。

したがって、問題の提示の順番はかなりはっきりしています。

このかっこ穴埋め問題にしても、各段落の(  )は、大体その段落をじっくり読むことで解決する問題が多いのです。

今回は、②番の問題のA、An Ancient Work Force から段落を一つ選んでみましょう。

第一段落は、ピラミッドを作っていた作業をしていた人たちについての話です。マーク・ラーナーさんは、どういう人たちがこの作業に従事していたのか、調べているということが書いてあります。

二つ目の段落では、ラーナーが発見したことは、こうした作業者は、強制的にさせられた、のではなく、むしろ自分で好んで出向いていたらしい、ということ。

そして、今回取り上げる3番目の段落。

While skilled main work force was permanent, a rotating system of manual laborers was also utilized.

技術のいる仕事をする職人たちは、ずっと雇われていつもこの仕事をしていたが、手作業の労働者たちは、交替剛体に用いられていた。

Though service was mandatory, the duration appears to have been temporary. and these laborers would have had a strong (  28   ).

この労働はやらなくてはならない義務ではあったけれども、継続する時間というのは、あくまで一時であり、このような労働者たちは強い( 28 )をもっていた。

28の問題の選択肢は、

1.fear of the skilled builders 技術のある労働者に対する恐怖

2.sense of social obligation 社会的な義務の概念

3.  desire for job security 仕事の安定性を求める欲望

4. motivation to finish the project quickly 計画を速く終わらせようという意図

ということになります。。

この後、続けて、

Lehner explains this attitude, saying, “People were not atomized separate individuals with the political and economic freedom that we take for granted.”

レーラーはこの考え方をこう言って説明する。「人々は、現在のわれわれが当然のことと考えているように、政治や経済的自由により、小さなグループや、個人に分けられたのではない。」

ここまで見てくると、当時、ピラミッドを制作するという、大変な国家プロジェクトに取り組んでいた人たちは、それぞれ、この作業に従事することにプライドを持ち、大切な仕事だ、と認識していたように思われます。

つまり、答えは、2ということになります。

ここでも見てきたように、わたしたちがあまり接することのない、意外な歴史、文化といった知識が、英検を通じて身につけることができます。

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