ユダヤの過ぎ越しの祭りの記事の最後の部分です。
過去数十年にわたって、祖母が取り仕切ってきた[過ぎ越しの祭り]の祝宴ですが、今年は、新型コロナウイルスのために、家族が集まって、お祝いをすることもできなくなりました。
筆者は、いままで、ごく当たり前にユダヤ教の食事のしきたりも守ってきたのですが、大学に入ってみると、世の中の人たちは、そうしたしきたりも大して気にせず、普通に生活していました。
大学時代は、人付き合いも大事だから、と考えて、自分も他の学生たちと同様、生活していました。
でも、おばあさんはそうしたこともよくわかっていて、自分の家にやってくる家族たちのために、お弁当のような形で、過ぎ越しの祭りの食事を作っておいてくれました。
I know this Passover will not be easy for Mamaw. Loneliness intensifies on days when you are not supposed to be alone. But what I hope she can remember as she exchanges greetings through screens is that the physical separation will help ensure future togetherness.
1文 「私には、今年の過ぎ越しの祭り[の準備]がおばあさんにとって容易なものではないだろうとわかっていた。
2文 「私たちが一人でいてはいけない時期には、(かえって)さみしさが強まる」
3文 「でも彼女が、メールのやりとりをしているときに覚えておいてほしいと私が望んだことは、物理的に一緒にいられないことは、(かえって)将来、一緒に過ごすことができる、という気持ちをより強くしてくれる、ということだ」
In August, Mamaw will turn 90 and my parents will mark their 40th anniversary. My paternal grandfather and grandmother will turn 85 in October and February, respectively. The plan has been for the family to meet in Houston over Labor Day weekend to celebrate these occasions at once. Traditionally, at the end of the Passover seder, we say, “Next year in Jerusalem.” This year, my wish is more personal: September in Houston.
anniversary = ~周年 paternal = 父方の respectively = それぞれに Labor Day = 勤労の日
Passover seder = 過ぎ越しの祭りの祝宴
4文 「8月に祖母は90になり、両親は結婚40年をお祝いすることになる。
5文 「父方の祖父母は、10月と来年2月に85歳になる。
6文 「私たちの家族は、労働の日の週末にこうしたお祝いを一斉にしようと計画を練っている。
7文 「昔から、過ぎ越しの祭りの祝宴が終わると、『来年はエルサレムで会おう』という決まり文句を言っている。
8文 「今年は、私は、もっと個人的に、『今年は9月にヒューストンで』というつもりだ。」
4回にわたって、ユダヤのお祭り「過ぎ越しの祭り」について読んできました。
ユダヤ教は、私たちの身近に感じられる宗教ではないかもしれませんが、すくなくとも巷にあふれている本に記述されているほど、陰謀などにいろどられた宗教でもなさそうです。
そんなことも考えながら、目を通していただきたい記事でした。
それでは、また!
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