TIMEの記事から世界を見る「過ぎ越しの祭り」③

ユダヤと言えば、戒律を厳しく守ったり、他の宗教の人たちとは、一線を画したり、というイメージがありますが、こうしたイメージも常に正しいわけではないようです。

この記事では、実際に大学などで、ユダヤ以外の宗教に触れる若者たちの者の考え方についても触れています。

日本でも、ユダヤに関しては、さまざまな本が出版されていますが、興味本位の書き方や、陰謀論などに結びつけたものなどもあり、どこまでが信じられるのか判断に困るものも多くあるようです。

とりあえず、ここでは、こういう記述があります。

Given all the options, it didn’t even occur to me not to keep Passover as strictly as I did.  But during college, I started to rethink this rigidity.  None of my friends observed the way I did, so if I wanted to stay the course, it would just mean more meals on my own.  I decided I would do my best going forward, but I wouldn’t  obsess over the level on the box.  Holidays, I told myself, are supposed to be communal experiences, not isolating ones.

Given = ~についてかんがえると occur to me = ~という考えを思いつく rigidity = 厳格さ

observe = ルールを厳守する obsess = こだわる communal = 周りと楽しむ isolating = 孤立する

1文 Given all the options, 「あらゆる選択肢を考えて、わたしには、自分が今までしてきたように、過ぎ越しの祭りのルールを厳しく守ろう、という考えは思いつかなかった。

2文 But during college, 「しかし大学にいる間は、この厳しさについて考え直し始めた。

3文 None of my friends 「友人たちの誰も、ルールを私ほど厳密に守っておらす、だからもし私がきびしく実行したいと考えたら、自分だけで食事をしなくてはならなくなってしまうだろう。

4文 I decided 「前向きに行動するよう全力を尽くすことにしたが、食べ物の容器に張られたラベルにはあまり気を使わないことにした。

5文 Holidays, I told myself, 「休日というのは、と自分に言い聞かせた。みんなと過ごす経験をすべきてあって、孤立するべきじゃない。

宗教の存在は、各人によりさまざまであり、その教義の考え方、さらにその教義に対してどのように行動するかについても各人において、違いがあるようです。

そういう意味においては、日本人の宗教観も、ユダヤや、イスラムの者の考え方とそう大きく隔たってはいないのかもしれません。

ただ、細かなルールに関しては、他の宗教の方が厳しいようであり、そうしたことについて、私たちは、理解し、また、ある程度の知識は持っておくべきではないかと思います。

わからなければ、当事者である教徒の人たちに尋ねてみるべきでしょう。

 

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