英検準1級は、おおざっぱに3つの分野に分かれます。
リーディング、リスニング、ライティングの3つです。
この3つの分野が、対等の得点を与えられて合否を決定します。
リーディングは、冒頭のボキャブラリー問題、長文の文中のかっこ穴埋め問題、そしてさらに長い長文の内容質疑問題の3つです。
リスニングは、会話を聞いて正しい選択肢を選ぶもの、長文を聞いて選ぶもの、そして日常生活でもよくある留守番電話の録音や、立て続けの説明を聞いて、ふさわしい解答を選ぶものの3つがあります。
ライティングは、与えられたトピックに関して、要求される解答にあたる長文の作文を書くものです。
それぞれの分野に、同じ特典が与えられていますから、問題数が多ければ、各問の配点が少ないことになります。
リーディングは、単語問題が25問、長文かっこ穴埋めが3問ずつ2題、内容問題が3問が2題、4問が1題の、41問。
リスニングは、会話12問、長文2問ずつ6題、ライブ5問の29問。
ライティングは、課題1問。
したがって、問題配点は、リーディングが最も少なく、次に僅差でリスニング。一番ウエイトの多い配点は、ライティング、ということになります。
ここまで読んでいただければ、なぜ、ライティングが大切なのか、ご理解いただけると思います。
ライティングでは、一つのテーマが提示されて、それに対する解答を書くことを要求されます。
具体的には次のような形です。
Write an essay on the given TOPIC. (与えられて課題についてエッセイを書きなさい)
Use TWO of the POINTS below to support your answer. (自分の解答文を証明するために、揚げられているポイントのうち、二つを使いなさい)
Structure; introduction, main body, and conclusion.(構造;序論、本論、結論)
Suggested length; 120-150 words (要求されている長さ;120-150語)
Write your essay in the space provided on Side B of your answer sheet.(解答用紙のBに提供されている部分に書きなさい)
Any writing outside the space will not be graded. (指定外の部分に書かれたものは一切採点の対象にならない)
では、19年第2回の問題を見てみましょう。
TOPIC; Agree or disagree; High school education in Japan needs to be improved
(トピック;日本の高校教育は改善の必要がある;是か非か)
POINTS; Curriculum Globalization Pressure on students Quality of teaching
(ポイント;カリキュラム、国際化、学生へのプレッシャー、教育の質)
このような問題を見て、模範解答を読むと、私たちの陥りやすい問題点が分かります。
それは、
難しい表現を使って、内容の重い作文を書こう!
と考えてしまうことです。
でも、これは最悪の選択なんです。
なぜでしょう?
その答えは次回。
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