英検1級2次試験報告①
おかげさまで、今回も合格された方が2名いらっしゃいます。
お二人とも、努力をたゆまずお続けになった方で、本当の頭が下がります。
また、今回、残念ながら涙をのまれた方もいらっしゃいます。
こうした方たちからの情報を参考にしつつ、どのようなポイントが英検1級2次試験では大切なのか、考えていきたいと思います。
面接試験では、受験者が入室した後、緊張感を和らげるためのフリートークがあります。
この自由会話ですが、採点の対象にはならないとされています。
ただ、審査員の心情からすると、全く無視するというわけにはいきません。
たとえば、「簡単にご自分の紹介をしてください」とか「最近、気になっているような事件やニュースなどはありますか」というふりがあります。
試験官の方は、英語の指導をされている方や、英語でお仕事をされていらっしゃる方が多いので、特にこうした話題には関心があります。
たとえば、最近、中学や高校などでは、英語で授業をするように、といった指導が入ったりします。
そういう現場で教えていらっしゃる方が、「英語での授業と言われても、なかなかどのような展開をすればいいか悩んでいます」と言われたりします。
審査員の方も、それは大変だな、と思われるし、そういう反応をする方もいらっしゃいます。
あるいは、子供たちに関心を持ってもらうために、独自の取り組みをされているという話を聞けば、当然、関心がもたれます。
こうした潤滑油のようなトピックの後、スピーチに入れば、和やかに次の段階に進むことができます。
帰国子女の方も増えているので、自分の英語が流暢ではないことを心配されている方も見えます。
でも、それはあまり気になさらないでよいでしょう。
そのために日本人ジャッジとネイティブジャッジがいるわけですから。
ある程度、気持ちを楽にしてお話しされることが、合格へのいちばんの方法のようです。