英検の参考書

現在、旺文社が出している英検の単語集には、「出る順」シリーズと[文単]シリーズの二つがあります。

このうち、文単シリーズが、現在、改訂版が出版されています。

先日の問題集についての記載同様、版がかわると、内容も入れ替わるので、これから試験を受けようという方は、できれば、最新版を手に入れてください。

「出る順」の方は、今から8年くらい前に改訂されたようで、次の改訂までには、まだ数年かかりそうですが、「文単」の方は、いま変わりつつあります。

まだ改訂版の方は、詳しくみてはいないのですが、文単では、既出問題の長文と、単語の組み合わせなので、文を読みつつ暗記するには、なかなか良い単語集です。

それだけに、改訂されると、今までとは出される文章の傾向が変わってくるかもしれません。

準1級や、1級レベルになると、この影響が大きいのは、前回、問題集のところで書かせていただいたとおりです。

たぶん、2級、準2級あたりであれば、変化してもそれほど大きな変更にはならないし、取り上げられる題材も、割と日常的な英文が多いので、そんなに心配することではないかもしれません。

ただ、現在は、英検参考書も競争が激しくなってきており、CDがついているかどうか、とか、出題にどれほど反映させていっているか、など気になるポイントはいくつかあります。

主な参考書としては、ごく最近の問題形式がよくわかる問題集と、単語の傾向が分かる単語帳が中心になるものと考えていただければよいでしょう。

問題集も、過去6回分ないし5回分であれば、かなりのボリュームになりますから、ひと夏の間に全部片付けようとしてもなかなか、思うようにはいかないことが多いです。

単語帳も、毎日ページ数を決めて覚えていかないと、一通り全部終えるのは厳しいでしょう。

ただ、この二つがあれば、それ以外には、そろえなくても大丈夫です。

それよりも申し上げておきたいのは、作文と面接の練習だけは必ずしておくこと。

特に作文については、実際に時間を計って、問題を読み、問題集巻末の解答用紙に書き込んでいく練習を必ずやってください。

また、面接も、周りに英語を話す人がいないから、という理由から、練習しない人が多かったりするのですが、これも、少なくとも、6回分くらいは、答えを英文で書いてみることが必要です。

詳しいお話は、またの機会にしようと思いますが、こうした練習をしておくと、実際に試験、または面接という場面でも、言うことが思い浮かびます。

一旦思い浮かべば、何とかなります。

試験官を何十年かやってきましたが、2級くらいだと、言うべきことが思い浮かばないで、沈黙の面接になってしまった方が意外に多く見えました。

これは、受験者も、試験官もつらいです。

ぜひ、言うべきことが思いつけるように、なんかいかリハーサルをしておくことをお薦めします。

 

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