中国、日本に警告
リード
北京が台湾侵略に関するシグナルとして、5発のミサイルを発射。日本は激怒。
①1 北朝鮮が長年にわたり日本海にミサイルを撃ち込んでいるが、現在まで、特に大きな事故は起こっていない。しかし、ますます強力になり、攻撃的になっている中国が同じことを軍事演習の一部として木曜【8月4日】に実施した時には、日本は、東京からワシントンに対して政治的、安全保障的な懸念を鋭く発信した。
①2 台湾の東にある日本に対して、5発のミサイルを中国が発射したことは、米国と日本とに対して、台湾に対する援助を、紛争ぼっ発の際には行わないようにという警告である、と分析官は言う。
①3 中国はワシントンに対して、自国は台湾に対するミサイル発射のみならず、沖縄にある嘉手納基地、そして、同様にいかなる海洋侵略軍に対しても攻撃する、と、トーマス。マンカン氏は語った。かれはワシントンにある、戦略および予算センターの所長である。
①4 これはまた同時に日本政府に対しても、沖縄におけるアメリカ軍の存在は、日本もターゲットにするという警告でもある、と彼は付け加えた。
①5 スタンフォード大学の日本外交関係の専門家、ダニエル・シュナイダー氏は、中国は、自分たちが、台湾を封鎖する能力を持ち、また、台湾を応援しようとする者たち(つまりアメリカおよび日本)に対しては、はっきりとしたメッセージを発信し、中国政府はこの二国に対して標的にする、つもりだと語った。
②1 「もし日本人がこのような台湾海峡における紛争への介入を避けたいと思うなら」と彼は続けて、「中国政府はそうしたことはありえない、と示唆したのだ」
②2 またアナリストたちが示していることは、中国の台湾近海における軍事演習は、この地域の現状を変えるための演習であり、それは、台湾海峡の中心部における左右対称に分岐する面を取り除くための95年および96年の演習と同じ意図を持つものだ。
②3 8月5日、金曜日に日本の総理大臣、岸田文雄氏は、この軍事演習をすぐに取りやめるよう求め、彼はこの演習は、この地域、および世界の平和と安全に関して重大な影響を及ぼすものだ、と語った、と共同ニュースは報じた。彼はアメリカの議長、ナンシー・ペロシ氏の先の週の、中国を激怒させた台湾訪問に伴う会見のあと、レポーターたちにこう語った。
②4 一部のアナリストたちは、もし北京の日本を脅迫しようという意志は、ミサイル発射によって、この国のリーダーたちに逆の影響を及ぼした、と論じている。
②5 「このような、中国のミサイルが日本の経済水域に打ち込まれるというような事態は、国防予算を速やかに増強すべし、という議論を引き起こした」と辰巳由紀は語る。
彼女は、ワシントンのシンクタンクである、スティムソン・センターの日本プログラムの責任者である。
②6 日本は、長年にわたり、軍事力を増強していく隣国に対して油断なく目を向けていた。そして、自国防衛に対してより責任を持てる計画を持ち始めている。
②7 日本政府は、その同盟国と、ワシントンにあまり頼らず、中国に対立するためにより緊密な関係を築くよう努めてきた。