本日、名古屋英語クラブで扱った、「高級レストランの苦難」という記事は、なかなか面白いものでした。
アメリカの家族が着席して食べられるレストラン、というのがいうなれば、日本でもいう「高級レストラン」にあたります。
実は、ここ数年、こうしたレストランが相次いて閉店、破産宣告をしました。
これは、アメリカだけのことではなく、日本でも、同じようなチェーンのレストランが、東京をはじめとする都会に存在しています。
こうした椅子に座ってのんびり食事のできるレストランは、第2次世界大戦後に、ハワード・アンド・ジョンソンがヒットさせてきました。
ところが、経済がビジネスモデルの変化を要求し、お客はこうしたレストランでの食事に対して、あまり乗り気ではなくなっているようだ、というのが、専門家の考えです。
ノースコースト・リサーチ社では、2024年第3四半期のお客が落とす金額は、1年前から3%ダウンし、2019年同時期の17%下落している、と言っている。
問題は、人件費の高騰と、消費者のインフレに対する疲れ。レストランにおける労働費は、30~35%だったものが、今では、40~45%になっている。
もう一つ、問題がある。こうしたレストランの多くは、店舗所有のための資金を借金している個人的な財産物件保有者によって経営されている。どちらかというと家族経営だったりするため、キャッシュフローの流れに対して、あまり注目していない、ということだ。
レストランの収益分岐点(=儲かるか、損するかの分かれ目)がわずかな経済的状況下で厳しいとしたら、必要なのは、どこがまずいのか、点検することだ。現在、オーナーたちは、コストと、売り上げの状況に希望を持っている。しかし、全国的な病気が蔓延してしまったことで、このビジネスを、弱いものに変えてしまった。
レストランの中には、食事のディスカウントや、食べ放題を提示するところもある。しかし、これでは儲けの採算ラインを失ってしまうだけなのだ。むしろ、メニューを変え、多すぎる食品を減らして、少数の料理に特化することに切り替えている。
いくつかのレストランが、昔の客を再び呼び寄せることができるような方法を見つけ出したとき、復活のプロセスが始まるのだ。
名古屋英語クラブ次回は、1月22日(水)に実施します。052-934-1030まで参加ご希望の方はご連絡ください。
次回は、このレストランのお話と、初めて出会った相手とのデートで、他の方の関心を引き付けている人たちの物語になります。
それでは、また!