Shrewdとは?

昔、松本亨先生のサマーセミナーに伺った時に、購入した英英辞典を、開いています。

shrewd という単語が出てきました。

懐かしいなあ。

これは、having, showing, sound judgement, and common sense; というような意味の語です。

例文も見てみましょうか。

shrewd business men とか、shrewd arguments とかがでてきます。

そうですね、「要領の良い」という感じでしょうか。

実は、非常勤講師として、ある高校でも教鞭をとっているのですが、最近使った教材で、この単語が出てきました。

正確には、英作文で、「彼は口下手で、お世辞にも要領がいいとは言えませんが、それだけにかえって私は彼の事が好きなのです」という問題。

この「お世辞にも要領がいいとは言えませんが」のくだりがなかなか大変なのです。

「口下手」は、he is a poor talker とか、a sparkling conversationalist とか出てきますね。

「お世辞にも」は、無理しなくてもとても「要領がいい」と言える人じゃない、ということで、far from shrewd かな。

だから、前半は、

He may be a poor talker and far from shrewd ぐらいですか。

で、後半、

「それだけにかえって」というと、all the better for というのがありましたね。

そこで、全体としてまとめてみましょう。

He may be a poor talker and far from shrewd, but I like him all the better for that.

あるいは、

He isn’t a sparkling conversationalist, and no one would call him shrewd, but I like him all the more for it.

何だかわくわくしますね。

ときどき、英英辞典を引いてみます。

自分が高校生だった頃、松本先生のご指導を受けるチャンスがある、ということで、当時原宿にあった、先生の英語学校に行き、サマーセミナーに参加しました。

そのころは、まだ、英英辞典はまったく使うところまでいかず、何が書いてあるのかさえ、よくわからなかったのですが、最近では、楽しみで昔の辞典をめくってみる、というところまで行きました。

みなさんもぜひ、お手元にある、電子辞書の英英辞典のページをめくってみてください。

あるいは、書店まで行って、実際に紙の英英辞典を手に取ってみてはいかがでしょう。

ひょっとしたら、ある単語との出会いで、人生が変わってしまうかもしれませんよ。

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