テストには、どんなものにも独特の性質があります。
英検1級も例外ではありません。
ここでは、1級の英作文について重要点を確認しておきたいと思います。
1級の作文では、次の形式での出題がされています。
与えられた課題(肯定・否定のいずれかが答えとなる質問)に対して、6つのポイント(論ずべき争点)が提示される。
これに対して200語程度の、序論、本論、結論の3段落以上を含むエッセイを書く。
語数は200語程度が望ましいようです。
序論では、全体の方向性を明確にし、本論では3つの段落を使ってそれぞれのポイントを説明します。最後は結論で、序論と同じ主張をくりかえします。
序論に、「(ある理由)をあげて、・・と主張する人もいるけれども」という前ふりをつけて、反対論を簡単に述べておくのもよくとられる方策です。
賛否両論を述べよ、という場合、またあまり書く内容が思いつかなくて語数が足らなくなりそうな場合には有効な手だと思います。
本論では、First of all, Secondly, Finally, といった具合で、ひとつひとつのポイントについて述べていきます。たとえば、たばこの問題で、健康に悪い、と言って副流煙についてのべます。次に、危険である、として歩いているうちに他の人を傷つける、最後に灰がらを投げ捨てるので、ゴミを増やす、という状況です。
結論では、I conclude that smoking should be banned because of the reasons I mentioned above. というような具合で、本論の内容をまとめる感じにするとよいと思います。もし語数に余裕があれば、さらにI hope our government will do more to prevent people from smoking. というようにさらに一歩踏み込んだコメントが書ければよいでしょう。