おかげさまで第3回目の英検タイムズのリニューアルとなり、『英作文』の書き方についての講義が読めるようになっています。
英検1級の問題でも、自由英作文は特に次の点で難しいと言ってよいでしょう。
採点基準が明らかにされていないこと。
書き方のパターン、スタイルがどういう形のものかわかりにくいこと。
そして要求水準がみえてこないこと、です。
たとえば、文法ミスや、スペルミスがだめなことはわかりますが、文章として日本語的発想の表現がどのくらい許容されるのか。
またポイントとしてあげられている点が6つあって、そのうち3つを利用することが要求されていますが、その表現自体を変えたりしてもいいのかどうか。
(これは良さそうですが、ポイントの中に類似したものが二つあった場合、別の表現で表すと、どちらのことを言いたいのか明確でなくなってしまうことがあります)
論調ですが、模範解答では、賛否両論をあげるような書き方をしている例がよく見られます。
ただ、実際に主張をする場合には、どちらか一方に集中させた書き方の方が有効であるように思います。
英検タイムズでは、全問題集にあげられた、今までの作文例も参考にしながら、いわば最大公約数的な「解答文の作りかた」をあげておきました。
英検協会では、今後ライティングなどについても学習教材を出していく予定を立てていただきたいところです。