英検準1級の長文(2)

それでは、それぞれの特徴に対処するためにどうすればよいのかについて書きます。

第一の情報面については、さまざまな物事に関心を持つようにすることが大切です。

英語の勉強を一生懸命やっていらっしゃる方の中には、世の中の動きにあまり関心がない、という方がいらっしゃいます。

たとえば、最近では、アメリカ大統領選挙の行方であるとか、(トランプさん、どうなるの?)というようなこと。

あるいは、先だって、マスコミでは大きく取り上げられたアインシュタインの重力波のこと。(英語の勉強を得意とする方には、わりと文系の方が多く、こうした理系問題にはまったく歯が立たないとおっしゃられる方も多い)

とりあえず、新聞記事を読んで、おおざっぱな概念(ブラックホールにはさまれると、重力がゆがむらしい?)てなことだけでもなんとなく知っておくだけでも役に立ちます。

何しろ、英検では、以前、こうした長文が出ました。

太陽系と、べつの恒星を中心とする太陽系のようなものが、かなり近づいたことがある。
その時に、太陽系と、もうひとつの系とのあいだの小惑星群が、相手側の引力の影響を受けた。
そして、たがいに近づいた時に、相手側の小惑星群を自分の方に取り込んでしまった。
結果、太陽系も、それから相手側の系も、それぞれの隅っこの部分が、きれいに分離していて、 べつの系に重なってくる部分がほとんどなくなった。

むずかしいでしょ?

自分で要約してても、構造がわかりにくいほどですから。

こうした問題に対して、すこしでも関心をもって新聞や、スマホの時事問題、科学問題に目を向けていくことが役に立ちます。

はじめから、新聞に目を通すのはたいへんですから、例えばテレビの解説などを見てみるとか、週刊誌などで、とりつきやすい記事を読んでみるなどの方法がおススメです。

社会問題に関心を持つことから始めましょう。

できれば、分野としては、医学、科学、歴史(とくにアメリカ、イギリス)などが参考になるようです。

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