英検の2次面接の日が近づいてきました。
おかげさまで、エブリでも、準1級2次対策を希望される方たちが、レッスンを受講してくださっています。
今回、1次試験の採点の方法が大きく変わりました。
簡単に言うと、従来のように、個々の試験問題の正解チェックの点数が、そのまま試験結果として反映されるのではなく、リーディング、リスニング、ライティングのそれぞれを、3分の1ずつになるように、配点を変えて計算する、というものです。
この改変のおかげで、今後は、受験者が、持ち帰った問題を参考に、自分の点数を計算し、合否の予想をつける、ということができなくなります。
逆に言うと、ライティング、リスニング、リーディングの順に、優先順位が付けられた、ということになります。
もともと、ライティングの採点基準は、1級でも「合計28点」、準1級では「14点」という情報はあっても、それより細かな基準が明らかにされてこなかったため、1次試験結果が手元に届くまで、どれほどの成績が取れたのかわかりませんでした。
こうした点からすると、今回の改定は、その「秘密性」を増した、といってもよいかもしれません。
ただ、2次試験においては、基本的に出題形式が変わらない以上、従来の基準は踏襲されるとみてよいでしょう。
つまり、与えられたイラスト4つで表される内容を、1分間の準備、2分間のナレーションで説明し、そのあと4つの質問が続きます。
質問のうち、最初のものはイラストの最後のシーンでの、中心人物の心情(考え)を説明するものです。これに関しては、ある程度、表現そのものをきちんと口にすることと、内容が、イラストで描かれたものと密接に関連したものであれば、大丈夫でしょう。
あと3つの質問は、イラストで描かれたテーマと、多少、関連性のあるトピックについての考えを示すものです。
たとえば、インターネットショッピングに関するイラストの場合、2つ目の質問は「自転車利用を免許制にする」(これは、イラストの中で、自転車で買い物をする夫婦が描かれているため)、3つ目は「インターネットはコミュニケーションを向上させるか」(これはもちろん、インターネットショッピングについてのテーマだから)、最後は「将来、遺伝子組み換え食品は、多くの国で利用されるようになるか」でした。
この場合、あるていど、コンパクトに言いたいことをまとめる必要があります。
準1級に対する対策をもう1回かきます。