2次対策(準1級その2)

旋回のお話を続けます。

インターネットショッピングのイラストは、次のようなものでした。

①老夫婦が、スーパーの袋に入った荷物をいっぱい積んだ自転車で、帰途についている。夫は、汗をかいて、かなり疲れた様子である。

②翌日、妻は郵便で送られたらしい、インターネットショッピングのチラシを見る。野菜などが自宅に配送される、と書いてある。

③1週間後、妻はインターネットを通じて、野菜類を注文。夫は、配送されてきた商品が届くのを楽しみにする。

④数日後、実際に商品は届くけれど、あまり新鮮なものではなく、夫はがっかり。妻も不満そうに描かれている。

ここで重要なことは、「時制を過去のままに統一すること」「必要十分な内容を2分間で伝えること」「特にセリフや、挿入された情景をきちんと説明すること」です。

「時制」に関しては、やさしい事と認識している人が案外多いのですが、実際にナレーションをやってみると、セリフ以外のところでうっかり現在形と混同してしまうことがあります。

「必要十分」かどうか、判定は難しいけれど、問題集に与えられている文を実際に音読してみて、自分の英語を話すスピードと比べて、その量は多いのか、少ないのか、よく考える必要があります。一つのイラストに30秒くらいかけることができるだけの情報が必要です。

英語を話し慣れている人にとっては、モデルは案外少なくて、多少、追加する必要があるでしょう。

イラストで、想像できる内容であれば、追加しても大丈夫です。

なるべくやさしい英語を使って、言いたいことをそのまま、伝えるようにすることが大切です。

実際のナレーションでは、4つ目のイラストに入ってすぐに試験官のタイマーが鳴るくらいでちょうどよいでしょう。

というのは、最初の質問は、4番目のイラストにおける、中心人物の考えていること、だからです。

当然ながら、出題は仮定法で出ますから、その形を崩さないように答えてください。

If you were the woman, what would you be thinking?

となりますから、I would be thinking, “I will call the XYZ market and ask for refund. I will never use it again.” ぐらいの感じでよいと思います。

そのほかの質問については、その3で。

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