準1級への基礎工事
①英検準1級は、学校英語から標準英語への橋渡しをするレベルの試験です。
標準英語とは、世の中で用いられている英語と言い換えてもよいでしょう。
わたしたちが、日本語で新聞を読んだり、テレビのニュース番組を見たりするときに必要となる英語力のことです。
週刊誌の記事を読んでいて、わからない語句や、表現にであっても、わたしたちは辞典を引いたりすることはまずありません。
それでいて、毎日、新しい情報に接して、その問題について、同僚と話し合ったり、意見を述べたりします。
これが、準1級の要求する「標準英語」といっていいでしょう。
もちろん、標準英語への橋渡し、のレベルであるわけですから、これで十分、ということではありません。
十分、どころか、これだけわかってくると、目の前には知識の大海原が広がってくるのです。
新聞を手に取れば、政治や経済の話になり、また宗教や科学の話になります。
政治では、問題に対する国の首長の対応の是非を問うことになり、経済では、最近のインターネットを通じての通過の存在が論じられます。
こうした話題にも、これから対応できるようになる。
これが準1級の目指すレベルだ、ということになります。