TOEICにおける英文法

TOEICの受験を考えている人たちで、あまり文法を重要視していない方がいらっしゃいます。
でも、それでは、なかなかあと一歩の向上に結び付きません。

リーディングの部分の最初のpart 5 の101-140が文法的要素をかなり含んでいるのは、よく指摘されることです。

たとえば、both A and B であるとか、either A or B といった表現が出てきます。
これは、接続詞をやっておけば、必須で登場する表現です。

時制の問題もよく出ます。現在形、過去形、現在完了、過去完了といった選択肢の中から正しいものを選びます。

よく出るのは品詞の問題です。動詞、形容詞、名詞、副詞と、品詞によって変わる同一語源の単語が出てきます。

141-152までのpart 6の問題もpart 5同様、文法色は濃い。

153以降の長文でも、文法力は役に立ちます。

もちろん、ここでは、文法の知識だけで処理できるわけではないのですが、同じ意味を別の表現で言い換えたり、少し遠回しな表現で言ってみたり、という中から選択肢に共通する部分を探し出すには、ある程度、瞬間的に意味を理解する文法力が必要です。

もちろん、日ごろから英語に親しむことも大切ですが、高校生向け、受験向けの文法問題集(本格的なものでなくても、薄いもので十分ですから)取り組んでおくと、意外なところで助けられることが多いのです。

英語のボキャブラリーについても言えることですが、ひと通り勉強したあと問題を見てみると、先ほど学んだことが出ているのに気づくものです。
TOEICの準備のプロセスに、ぜひ、文法の勉強も加えてください。

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