JAPAN: One Year Later

タイム3月12日号の記事から。訳しにくい部分です。
1段落。Cars no longer dangle from the upper floors of tottering buildings.
車は、ぐらついたビルの上の階からもうぶら下がってはいない。
2段落。The extraordinary resilience and cohesion of Japanese society helped the nation cope with the unprecedented triple disaster (…) that struck a year ago.
日本の社会の並外れた復元力と団結力は一年前に襲った前例のない3つの災害にこの国民が対処するのに役立った。
3段落。Yet, a year on, 3/11 has not been that hoped-for catalyst.
しかし1年たってみると、3/11はそうした、期待されていた刺激にはなっていなかった。
5段落。Postcrisis Japan seems no more willing than precrisis Japan to confront three deep-rooted—and interrelated—cultural challenges.
震災後の日本は震災前と同じ程度にしか3つの根の深い、しかも連動した文化的な難問に立ち向かう意思を持っていないようである。
(この後、少子化、女性が職場で重要視されてこなかったこと、そして英語に対する苦手意識から海外進出する日本人の少なさについて言及していきます)
6段落。The number of children born per Japanese woman is 1.39, far below the replacement ratio.
日本の女性1人当たりの子供の数は1,39人で、人口を維持するには程遠い。
8段落。Japan’s failure to integrate women into the workplace, fused with its aversion to immigration, compounds the economic consequences of a shrinking labor force.
日本が、女性を職場における主戦力として扱ってこなかった事実は、移民に対する嫌悪感とともに、労働力の縮小という経済的に重大な結果を生み出した。
9段落。Japan’s biggest corporations once sent their best recruits to top U.S. universities to obtain M.B.A.s. Hardly any do so now.
日本の大企業は出来の良い新入社員をアメリカの一流大学に送り出してMBAを取らせた。
今では、ほとんどそうするものはない。
10段落。Manufacturers have shifted production to weekends to ease strain on the grid.
製造業者は生産活動を週末に移動して、電力の負担を減らしてきている。
11段落。Japan (…) is like the literary genre zuihitsu, “following the brush”:random, abstruct, with no clear narrative. 
日本は、随筆という文学の分野に似ている。「筆の運びに従う」つまり原則がなく、抽象的で、はっきりとした説明はない。

果たして、タイム誌の「日本診断」は的を得ているのでしょうか。

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