同じストーリィをいいかえる
英語で、ディテールを描くことが難しいと思います。
ひとつ、練習方法をご紹介しましょう。
先日、わたしは、こういう内容の教材を使いました。
「A氏は、引っ越して、新しい主治医を見つけようと、ある診療所を訪ねた。待合室に、医師の認定書が貼ってあったが、その名前は、むかしのクラスメートのものであった。実際に医師にあうと、昔のハンサムな外見とはまったくかわっていた。学校に通っていたことを聞くと、そうだという。年号もあう。そこで、君はクラスにいたよ、と伝えると、相手は、あなたはどの科目の担当でしたか、と聞いてきた」
(オックスフォード大学出版局 Intermediate Anecdotes of American English)
これを、A氏の立場から書いてみると、
I am Mr. A.
I came to a new town and needed a new doctor, so went to a clinic.
In the waiting room, doctor’s license was on the wall. The name reminded me of one of my classmates.
I was shocked to see him because he looked older than I had expected. I asked where he had gone to high school and when he had been there. Hearing what he said, I cried out, “You were in my class!” Then he said, “What were you teaching?”
1つのお話を、リスニングの内容理解に利用して、その後、一行一行後つけ練習をします。
そのあと、こうした形で、登場人物の気持ちになって言い換えてみましょう。
後つけの時に「こういえばいいのか」と思った表現が、そのまま再現することができます。
また、行動を順番に説明するときのコツが分かってきます。