音読のスピード

エブリでは、レッスンのはじめに音読をくりかえしていますが、どのくらいで読むべきなのか、考え方の分かれるところのようです。

You Tube にあげていますので、レッスンの中での音読のスピードについてはご覧いただけばわかると思います。

よくご質問されるのは、このスピードが必要か、ということと、どうやったら、この速度に達することができるか、という点です。

ある出版社の出している「音読トレーニング」の本について、スピードが少し足らない、と書きました。

教材用の音読CDは、スタジオ録音であり、音質も極めてよいために、すごく聞きやすくて、ゆっくり聞こえます。

それに対して、CNNなどではBGMや雑音のおかげで聞き取りにくい。
また実際の試験会場では、慣れた場所で聞いているのとは違って、かなり緊迫感もあります。
こうした要因が重なって、実際よりも聞きづらくなってしまいます。
すごく速く読まれている印象を受けるには、こうした理由があります。

また、聞き比べてみたら、実際に速かった、ということもあります。

こういう事情で、わたしは、音読練習は少しでも速く読めるようにした方がよいと考えています。

では、つぎに、どうやったら速く読むことができるのか、ということです。

t音とd音とが重なるようにして出される場合、実際にはt音が省略されてしまう。これはただ消えるのではなく、息の流れ、音の流れがぽこっと空いたように、とんでしまうわけです。

こうした現象を、耳できちんととらえることで、音読は、速くなります。

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