音読を学んだ方の英語力は、ある程度、保証されます。
なぜかというと、
①正しい表現を覚えているので、英語を話す・書くときにためらいがない。
②音読・暗誦の段階で、文法的に確実に整理されているので、応用の幅が広い。
③3人称単数のs、過去形、そのほかの文法的事項について、あまり意識しなくても正しく情報を処理できる。
じつは、今後大切になっていくのは、三番目のポイントです。
いままでも、英検2級、準1級の2次試験では、英語で、即興で、ある状況を説明する作業がありました。
このとき、2級であれば、全部過去形で表現しなくてはなりませんし、準1級であれば、時として、仮定法や、過去完了を使わなくてはならない場面もあります。
こうした試験のときには、時間もある程度制限があるため、それほどのんびり作文する余裕はありません。
でも、暗誦をきちんとやってくださった方のほとんどは、2次試験に関しては、あまり心配せずに済みました。
中学2年生で2級を合格された方も、きちんと過去形で表現することができていました。
あと、2級以上であれば、時事的な質問に対して、即興で答えることが要求されます。
こうしたことについても、ストーリィで学んでいると、知識さえあれば、上手く解答できるのです。
さらに、新年度2016年度からは、2級以上には、従来1級で出されていたような形の、時事問題に関する自由英作文が要求されます。
もちろん、今までの1級に出されていたほどの難度ではありません。
でも、長文の英作文というのは、学校でも実施するチャンスが少ないため、かなりの負担になることは確かです。
こうした問題に対しても、音読から英語を学んだ方は、対処のコツがわかります。