音読で身に着ける英語の実践力(3)TOEIC編

何より大切なことは、、自分の体の中に、英語の音を保存すること。

子供の時に見たテレビ番組の主題歌って、頭の中に鮮明に残っていませんか。

その残っている音、歌はオリジナルを記憶してますよね。

英語も同じです。

英語の音を思い浮かべたときに、自分の声が出てきてしまう人が多いのです。

これだと、自分の声がモデルなので、なかなかうまくなりません。

練習していても、何がモデルなのかよくわからなくなります。

オリジナルの音声が頭に残っていれば、それを再生して聞けば、いつでもオリジナルに触れられるわけで、頭の中でくりかえし、口で言ってみるだけで、発音練習ができるのです。

このためには、まずオリジナルを繰り返し聞くこと。

頭の中に、CDを吹き込んだネイティブの息遣いまで、とらえられるようになったらしめたものです。

私も子供時代に、くりかえしある語学教材を聞いていました。

イントロの曲、日本語のあいさつとナレーション、そして実際の英語のやり取りまでが、頭によみがえってきます。

これができるようになれば、かなり英語は聞き取りやすくなります。

少しずつ覚えていくと、頭の中に、英語のかたまりができてきます。

この英語のかたまりは、文法が分かるようになると、きちんと分類されて、簡単に取り出すことができるようになります。

この「簡単に取り出して、いつでも言える」というのが英会話をする状態です。

毎週、英会話クラスに通っても、表現をきっちり覚えないと、なかなか使えるようになりません。

ネイティブの先生のクラスでも、もちろん繰り返し練習はします。

ただ、ネイティブの先生は、ご自分の中に、生まれてから今日までに蓄えた膨大なストックがありますから、そのストックの一部だけ入れ替えた新しい表現を身につけることにそんなに努力は要りません。

わたしたちは、そうしたストックがないので、慣れるまでは、ずいぶんくりかえさないといけない。

だから、レッスンごとに、同じ文を繰り返すことをお勧めするのです。

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