外国版のボキャビル本
ボキャブラリーをふやしていくことで、盲点になっているのが、外国で出されたボキャビル本です。
アメリカでは、自分の使えるボキャブラリーの数=自分の年収 という公式が成り立つ、と言われるほど、ボキャブラリーと出世とが密接につながっているようです。
これは、もちろん、大げさな表現なのでしょうが、ホームレスの人が、新聞を読んでいるのを見て、「どうして、日本では、新聞の読める人がホームレスをやっているんだ」と尋ねられたことは何度もあります。
本家本元のボキャビル本だけあって、それぞれのものには、工夫が凝らされています。
語源の説明が詳しくて、説明も何度も繰り返されて、練習問題が豊富なもの。
ひとつひとつの単語の意味を、例文を出し、さらに、ニュアンス、説明が詳しいもの。
ある一つの語源にまつわる、膨大な量の単語を羅列してあるもの。
あるいは、例文として、タイムの1パラグラフ程度のものを出して、その中にブランクの形で、レベルの高い単語を抜いてあるもの。
この本では、さらに下の欄を見ると、その単語の言いかえが載っていて、ある程度は推察ができるようになっています。
そして、ほとんどのボキャビル本は、1週間、あるいは10日単位で、小テストがあり、それまでにやってきた単語をおさらいできるようになっています。
わたしは、単語帳がなじめないのと同じように、1巻を始めから終わりまでやり通す、ということはできないのですが、少なくとも、こうした本は、あちらをやって飽きたら、別の本に取り掛かり、それに飽きたら、また元の本に帰り、。。という調子で、なんとか単語の勉強を進めてきています。
この間も、ある試験に取り組むために単語の勉強を再開した元生徒さんがやってきてくださり、興味深い単語の本をいくつも紹介してくれました。
とりあえず、何冊か買ってみて、おもしろそうなら、使ってみようと思っています