英英辞典への招待③
わたしたちが英英辞典を使い始めたころは、本屋さんで売っている英英辞典もあまり種類がなく、POD
(Pocket Oxford Dictionary) というコンパクトなものと、新英英大辞典(開拓社)の縮約版ぐらいしかありませんでした。
POD はとてもじゃないですが、初心者の取りつけるようなものではありません。
なにしろ、あの膨大なOxford English Dictionary を、コンパクトにしたもので、どちらかというと、「同義語辞典」に近い風格のあるものでした。
私見ですが、Oxford 系の辞典というのは、与えられた語にたいして、1語でどんぴしゃり、同じような意味になる語を用いることに美学を持っている辞典のようでした。
したがって、わからない語を引くと、さらにわからない語がでてくる、という悪循環で、英英辞典初心者にとっては地獄の状態になってしまいます。
新英英大辞典は、日本人を相手に、英語を教えてきた方の編纂した英英辞典で、そういう意味では、ネーティブにはわかりやすくても、わたしたちにはわかりにくい語の説明が充実していました。
それでも、当時、始めて使う人にとっては、あまり面白いものではなかったですね。
例によってクイズです。
6. (F ) = a wild animal of the dog family, with reddish-brown fur, a pointed face and a thick heavy tail
7. (G ) = a very large powerful African ape covered with black or brown hair.
an animal like a large monkey without a tall.
8. (H ) = a large animal with four legs, a mane (=long thick hair on its neck) and tail. They are used for riding on, pulling carriages, etc.
9. (I ) = water that has frozen and become solid
10. (J ) = a thick sweet substance made by boiling fruit with sugar, often sold in jars and spread on bread