昨年度から導入された新しい採点方法について述べておきましょう。
前回、準1級の筆記試験内容について詳しく述べました。
このほかにリスニングがあり、これはまた、改めて述べますが、前回の1、ボキャブラリー問題と2、3の長文問題。この二つをまとめて大きな採点として扱います。
ボキャブラリーが25問、2の長文が二つの長文と各3問ずつの質問。さらに3の長文では、3つの長文、そして前半二つの長文にはそれぞれ3問の質問。最後の長文には4つの質問があります。
この25問+6問+10問=41問がリーディングとして採点されます。ある数式により、合計で750点。
次に4番目の問題、英作文。これで750点。
さらに、リスニングには3つの種類があり、1、12問、2、6長文×2問=12問、3、5問。12+12+5=29問。これで750点。
合計2250点。合格基準スコアは、大体七割にあたる1792点。
ここからわかることは、最低合格点というものが存在するかどうかはわかりませんが、すくなくとも、特定一分野が弱いと、合格は難しい、ということです。
したがって、リーディング、ライティング、リスニングがバランスよく得点できる必要があります。
わたしたちには、どうしても特定の部分を苦手だと感じることが多い。
そこで、意識的にバランスを整えて、得意なものは一層得意に、苦手なものについては練習量を増やして、自信をつけていく必要があります。
自習を進めやすいのは、最初の筆記、ボキャブラリーと長文でしょう。