アメリカで現在、大きな問題になっているのが、ヘイトクライムです。
つまり、白人が、アジア人を集中的に攻撃する犯罪の激増です。
このヘイトクライムについて、タイムは、「限界点」だ、と報じています。
今回は、このヘイトクライムに関する記事を、じっくり読んでみたいと思います。
A breaking point for Atlanta’s Asian businesses
(限界点に達した、アトランタのアジア人のビジネス)
①1 一行目
Thip Athakhanh says her approach to facing racism used to be to “shrug it off, be silent and continue to move forward.”
approach = 対処法
racism = 人種差別
shrug it off = 無視する
「シップ・アサクハンさんが言うには、いままで、人種差別に直面した時の彼女の対処法は、’無視して、黙って、まっすぐ進み続ける、というものでした」
二行目
A chef who owns the Lao restaurant Snackboxe Bistro in Doraville, Ga., just outside Atlanta, Athakhanh typically took the name calling and condescension she would occasionally receive in stride, and avoided publicly voicing her opinion on issues related to anti-Asian hate out of fear of retaliation that could harm her business or employees’ livelihoods.
chef = 料理人
Lao restaurant = ベトナム式レストラン
take the name calling = ひどい悪態をつかれる、ひどい呼び方をされる
condescension = 恩着せがましさ
in stride = 歩いていて
「ジョージア州のアトランタ郊外、ドラヴィルにベトナム式のレストランである、スナックボックス・ビストロを構えるシェフ、アサクハンは、街を歩いていると、ひどい悪態をつかれたり、恩着せがましい言い方をされることがよくある。こうした時、彼女は、反アジア人に対する嫌悪感に対する彼女の考えを公の場で口にすることはない。これは、自分の店や、従業員たちの生活を傷つけてしまうような報復行為を恐れてのことである」
①2 一行目
But the March 16 spa shootings–in which a gunman attacked three Atlanta-area businesses, killing eight people, six of them Asian women–transformed her perspective.
spa = 温泉、湯屋
transformed = 変化させた
perspective = 考え方
「しかし、3月16日の湯屋襲撃ーこれは、銃を持った一人の男が、3軒のアトランタ地区の店舗を襲い、8人を殺害したとき、しかもそのうち6人はアジア系の女性だったー彼女の考え方は一変した」
①2 二行目
“It was an agonizing feeling,” Athakhanh says.
agonizing = おぞましい、ひどく苦しい
「あれはひどい事件でした、と、アサクハンはいう。
①2 三行め
”Those victims could have been my mother, my sister, my friend.”
「あの被害者たちは、私の母親だったり、妹だったり、友人だったかもしれないのです」
とにかく、おとなしく、生活してきたアジア系アメリカ人にとって、現在の、ヘイトクライムが、平気で行われるアメリカの現状はとてもショッキングなものであったのは間違いないようです。
この記事については、もうすこし、細かい点に注意しながら読んでいきます。
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