エブリの英検コースが開始となりました。
今回は、1級、準1級、2級、準2級のラインアップとなります。
今日のご紹介では、改変著しい、準1級について中心にお話しさせていただきます。
まず、第一に、準1級の問題が、難しさを増した、という件です。
おそらく理由の一つとしては、昨年から、英検を大学受験の一部として導入する、という話がかなり具体的にささやかれていたことがあります。
実際の導入は見送られましたが、英検協会としては、実際に英検が導入されることも含みつつ、従来の準1級から、難しくする改訂を勧めたようです。
たぶん、センター入試からの改革で、2級レベルを入試の中心に据える方向に修正がなされ、その結果、準1級の権威というか、難度をあげて、高校生にとってはかなり難しいハードルにするための改訂なのでしょう。
ひとつは、単語の難化。英検の主催者である、旺文社から出ている2つの単語帳、「文単」と「パス単」があります。
どちらも、取り上げられている単語は、昨年の問題を参考にしてみると、かなりやさしく映ります。
いままでは、準1級レベルにはまあまあ対応していた、ということを考えると、単語のレベルは難しくなったな、という感じです。
いずれにしても、必要単語であることは変わりがないので、やって無駄ではないのですが、ただ、もっとカバーする範囲を増やす必要がありそうです。
二つ目がリスニング。
これは、入試のリスニングの影響を受けたという感じです。
大学入試共通テストは、2021年から改訂をはじめて、こちらもなかなか厳しい方向に進んでいます。
それに伴って得点もあがり、従来50点だったところが、100点に変わり、全体のウエイトもかなり重点化されたようです。
英検でも、リスニングの全体からみたバランスはかなり重くなり、そういう意味でも、難化が進んでいます。
そして三つ目。
長文の難しさ。
これは、私たちの生徒の皆さんが口をそろえておっしゃっていることですが、長文全体の意味がとりにくくなっている、ということです。
たしかに、長文を眺めていくと、メッセージの伝わりにくい文になっている。
今まで、素直な表現で書かれていた部分が、回りくどい表現になっていたりして、言いたいことがすっと伝わりにくい。
これは、時間を争う英検においても、かなり厳しい制約だと言ってよいでしょう。
最後に面接。
取り上げられるトピックもそうですが、何より後半の、会話の部分。
時事問題系の出題が増えました。
これは、受験生にとっても、一般の英検受験者にとってもなかなかむずかしい。
というわけで、エブリとしても、今までのレッスンに対する改訂を進めました。
具体的には、今までの4点において、より受験における有効性を増すように努めました。
ボキャブラリーについては、「パス単」「文単」+最新の時事問題をタイムやニューヨーク・タイムズからも取り上げて、英検の新傾向に対応できるようにしています。
リスニングに関しても、ニュース英語などを採用して、タイムリーな内容になるよう努力しています。
長文は、これもボキャブラリー同様、時事英語問題にも目を配り、コロナ禍や、ウクライナ問題など、最新ニュースにも対応するよう努力を進めてきています。
最後の面接でも、エブリが過去に対応してきた1級面接のノウハウを生かして、難しい問題でも、その対応方法と、即興である程度の会話ができるようにする準備を整えています。
ぜひ、ご希望の方は、ご参加ください。
やれば、それだけの成果を上げることができるのは保証します。