少し間を置いてしまいましたが、英英辞典についてのお話です。
私たちは、例えば、「おもしろい」というと、interesting を使って書くことが多いですよね。
実際、interesting を、手元にある英英辞典で引いてみます。
interesting = engaging the attention or curiosity
というのがでてきました。
これを、たとえば、「今日の番組はおもしろい」という内容を英文にするのであれば、Today’s program is interesting・として問題はないところです。
ただ、ボクシングなどで、「今日の試合はおもしろい」となると、interesting のように、落ち着いてはいられなくなって、その場で立ち上がって、応援し、ヒットすれば、感情的に盛り上がります。to arouse the emotions or feelings となりますから、Today’s match is exciting というのが、どんぴしゃり、という感じになりますね。
さらにこれが、「今日の落語はおもしろい」となれば、provoking laughter で、Today’s his talk is funny. となると、ぴったり、ということになりますね。
このように、英英辞典では、わたしたちが、ごく普通に英和辞典を引いていては、なかなか巡り会えない、「それぞれの単語の持つ一味違った意味」を教えてくれます。
これが、わたしが、英英辞典を使うようになって身に着けた、大きな力でした。
このほかにも、英英辞典を使う面白さはまだまだあります。
これはまた、次回のお話としておきましょう。