言いたいことをまず言おう!
たとえば「体罰」問題に関してのスピーチをすることになったとしましょう。
わたしたちはつい、「最近、体罰が問題になっていて、柔道界でも女子柔道の選手たちが体罰を受けたということで、体質改善を望んでいる」という前置きから始めます。
前置き自体には問題はないのですが、上のような話で始めた場合、その背景についても話したくなります。
でもちょっと待ってください。
あなたの話のテーマはなんでしょうか。
体罰をなくすためのルールだとしましょう。
だとすれば、「最近体罰が問題になっていますが、この体罰をなくすために次のルールを提案します」という具合で、すぐにそのルールについて述べると、無駄な時間を減らすことができます。
さらに、「学校での体罰」や「部活動での体罰」などと区切ることで、ルールはより具体的になってくるでしょう。
「学校」での体罰と、「道場」や、「スポーツジム」のような場所での体罰とでは、話の仕方、ルールの設定は全く違ってくるだろうと思います。
スピーチの冒頭は全体像で始め、できるだけストレートに、話の中心に持っていくようにすると、言いたいことがはっきりと示される、わかりやすいスピーチになります。
試験での健闘を祈っています。