このシリーズの(1)で、小学6年生の生徒さんが1次合格された、というお話をしました。
この生徒さんは、毎回、中経出版というところが出している、「CD付ディズニーの英語コレクション」というシリーズの第1巻、「くまのプーさんを英語で読む」という教材を使っていました。
通常、このシリーズでは、アニメーション映画一本分のストーリィがナレーションを中心とした形でまとめられているようですが、「プーさん」だけは、6つのエピソードが入っています。
最初のエピソードは、よく知られた、プーさんが、風船を使って、はちみつを手に入れようとするはなしです。
CDではトラック9つぐらい。全部で15分程度のお話。
これを、毎回テキスト1ページ分、暗誦していきました。
べつのブログでも書かせていただいたことですが、エブリの音読・暗誦は、レッスンごとに、それまでやってきた分を音読・暗誦します。それから、新しい部分に入って、練習し、暗誦するまで繰り返します。
幸い、生徒さんも、プーさんがとても好きで、自宅でも聞いてくれていたようで、ほとんど問題なく、進んでいくことができました。
この本には、全ページ挿絵というか、映画からのシーンがついていて、非常になじみやすいのも大きな特徴です。
こうしたテキストのおかげで、表現としてあらわされている動作や、キャラクターがとても生き生きして、わかりやすい。
英語も、子供向けとはいえ、ネィティブの朗読で、スピードも結構速く、感情もこもっています。
余分な日本語が吹き込まれていないのも、ありがたかったですね。
そんな具合で、レッスンでは、単語テストのあと、いつもプーさんの朗読時間をとり、そのあと、長文や、文法問題などをこなしていきました。
いくらクマのプーさんの話でも、一通りのストーリィとなると、案外難しい表現も出てきます。
それをいちいち訳さなくても、絵でわかるようにできているテキストなので、助かりました。
高校生の方でも、特にこうしたキャラクターに関心のある方なら、楽しんで、英語力を身に着けることができると思います。
特にありがたいのは、この方法で、英語を全体的に理解して、頭の中に絵を描くことがやりやすくなるということです。