英検1級の英語というブログを先に公開しましたが、準1級でも同じようなことが言えます。
In 2014, researchers at New York’s Columbia University interviewed 20 renters and homeowners in a low-income community in New York before and after helping those people make energy-efficiency upgrades to their homes.
かなり長い文章ですが、出典は2015年度第3回の準1級問題です。
2行目に当たる、before and after…の前までがひとまとまりと考えてみてください。
In 2014 「2014年に」
researchers at New York’s Columbia University 「ニューヨーク、コロンビア大学の研究者が」
interviewed 20 renters and homeowners 「20人の賃貸住居者と自宅所有者に質問した」
in a low-income community in New York 「ニューヨークの定収入地域の」
というのが前半で、
before and after 「・・・の事前と後に」
helping those people make energy-efficiency upgrade to their homes.
「彼らの住居に対して、エネルギー消費効率がよくなるような改善をするのを援助すること」
重要なのは、helpingのような、動名詞(ここでは、「~すること」となりますから、動名詞です)に振り回されないこと。
私見ですが、特に、1級や準1級で出される長文には、主語+動詞という形以外の部分は、関係詞を使うのではなく、分詞や、動名詞を利用して、「~している」とか「~すること」といった表現が使われるようです。
というわけで、全体の意味としては、
「2014年に、ニューヨーク、コロンビア大学の研究者が、同じ市の、低所得者層の賃貸住居者、および自宅所有者20名に対して、エネルギー効率上昇のための改築に対する援助を行う前と後に質問を行いました」
ということになります。
実際に、分詞(特に現在分詞)と動名詞とに着目して、主語+動詞の形式を追っていくと、解答が分かりやすいようです。