高校や大学の学生がTOEICに取り組むときに、大きな障害になるのはビジネス用語です。
読めばわかる言葉でも、聞きなれていないと想像がつきません。
TOEICを例にとると、リスニングのPart 3とPart 4 とがそれにあたります。
初めて聞いた時には、何が言われているのかさっぱりわからず、途方に暮れてしまうという人も少なくありません。
ここでお勧めの勉強方法は、ディクテーションです。
わたしたちは、どんな試験でも受験前に問題集を買って準備をします。
問題集をやって、答え合わせをするのは、だれでもやるレベルです。
ぜひ利用してほしいのは、一度やって、うまく答えられなかったところ。
リスニングの場合、試してほしいのは、イージーリスニング的に問題を聞くこと。
毎日、少しずつでもよいですから、わからなかったところを繰り返し聞きます。
こうしているうちに、だんだんとわかるところが増えてきます。
もちろん、いくら聞いてもわからないところは残りますし、音が聞き取れる場合でも意味が分からない場合もあるでしょう。
こうしたときには、ある程度繰り返したら、あきらめて覚える。
「こういう音の時にはこういう意味なんだ」と考えることにしましょう。
現在、高校生の方にTOEICを教える機会があるのですが、実は、TOEICに関しては、ある程度自習していただくしかないところがあります。
経験的に学習せざるを得ないところがあります。
大変ですが、がんばりましょう。