3.S+Vの関係が明確にわかるように
作文を書く際に、いくつか、羅列しなくてはならない場合があります。
趣味を述べる場合、私たちは、I have three hobbies. I like swimming, to sing, and bike ridingと書いたりしますが、統一感がありません。
並列の関係にある、水泳、歌唱、ツーリングが、動名詞と不定詞を交互に使っているからです。
この場合には、全部どちらかに統一するとよいです。
動名詞でまとめてしまうのが、見た目もすっきりして、文章としても読みやすい。
I have three hobbies-swimming, singing and bike riding. といった具合にまとめると、心に残りやすくなりますね。
日本語でも、「わたしは、この春の桜の花の咲き具合が、一気に暖かくなった気候を受けて、ぱあっと一面、桜の花だらけになってしまったことで一段と気が引き締まった」などと書かれると、何がどうなったのかわかりにくい。
「今年の桜が、急に暖かくなった気温のせいで、一気に花開いたのを見て、私は気が引き締まる感じがした」とすると、桜が咲いた、自分の気持ちも引き締まった、とわかりやすい文になります。
わたしたちは、つい、自分が分かっていれば大丈夫のような気がして、SとVとが矛盾した文を書いてしまうことがよくあります。
でも、それはまちがいです。
SVはできるだけ近いところにおいて、「わたしは~と思った」とか「日記には~と書かれていた」という具合に終始一貫した書き方をする必要があります。
英語でもこれは同じです。
英検1級を受けたいと思っている人でも、つい、単数の主語に、複数動詞をつけてしまったり、その逆になってしまうことがよくあります。
実際に英文を書くときに、ちょっと辞典を引いてみるとわかることで失敗してしまうのは本当に残念なことです。
お互いに、ちょっとしたミスをしないように心がけたいものですね。