人前で話すということ

暑い日々が続いています。
こんなときに、壇上の方のお話を聞くことになると、ついうとうとしてしまったりします。

最近、何人かのご講演を伺う機会がありました。

正直なところ、聞きやすいお話と、そうでない話し方をされる方がいらっしゃって、とても興味深いと思いました。

具体的には次のことです。

どの方も、最初に「こういう話をします」とまとめられるのですが、お話の最中に、思いつかれたことがあったのか、どんどん追加してお話しされる方がいらっしゃいました。

たとえば、今日お話しするのは次の3点です、ということでしたが、3点のお話の途中で、さらに追加されたポイントが出てきます。

そのポイントが、もともとの3点の、どれに当てはまるのかよくわからないので、終わりまで聞いてからでないと、ノートに書くことができません。

わたしたちがスピーチをする場合でも、同じようなことが言えます。

英検1級のスピーチでは、冒頭に、「わたしはこのトピックに対して賛成(あるいは反対)の立場でお話しします」といって、そのあと詳しい説明に入るのですが、ついうっかりしてしまうと、説明の一部にこだわってしまって、全体像が見えなくなってしまいます。

スピーチの指導をしてくださった先生から、「聞いている人がメモを取りやすいように話しなさい」といわれたことを思い出します。

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