単語が分かれば英語は読めるか?①

単語が分かれば英語は読めるか?①

英検1級、準1級という試験を受験されたい方の指導をさせていただいています。

いままで、まじめに英語の勉強をされていらっしゃった方たちが、頭を抱えてしまうのが、実はこの二つの級の受験です。

なぜか。

簡単に言うと、それまでの「常識」が通じなくなってしまうからです。

それまでの「常識」?

それは、「単語が分かれば、英語はわかる」です。

わたしたちは、これまで、膨大な量の英単語を覚えてきました。

単語を知らなければ、英語はわからない。

そのとおり。

でも、いくら単語を覚えても、それで知らない単語がなくなるわけではありません。

手元に、ランダムハウス英和大辞典があります。

27万語が掲載されているそうです。

それでも、載っていない単語はありますし、挙げられている訳語も十分とは言えない場合があります。

次の文は、2017年第3回の英検1級の問題からとりました。

文章の流れがないので、わかりにくいのは当然ですから、とりあえず、目を通してみてください。

When he subsequently attempted to infect the other plant in each pair, those with mychorrhizae were far more likely to resist the blight, and the ones thatdid become infected exhibited less severe symptoms.

ある科学者の方が、植物と mycorrhizae (菌根)との関係を調べるための実験を行うところです。

まず、この人は、ペアのトマトの木を用意しました。

そして、いくつかのペアには菌根とのつながりを作り、他のペアにはそのつながりができないようにします。

それから、それぞれのペアのかたわれに「べと病」という植物の病気を感染させるのです。

そして・・というところが、上記の文になってくるわけです。

コメントは受け付けていません。