英検1級・植物の隠された生活③
菌根と植物の関係を描いた長文のお話です。
ある実験で、示されている事実とは?
「菌根ネットワークは、害虫の攻撃よりも、病気のウイルスなどに対して攻撃的である」
「病気の予防は、植物が菌根ネットワークとつながっていないほうが有利」
「菌根ネットワークは、トマトの木を病気から防ぐ能力があるが、他の種から害虫を引き寄せる」
「一つの植物を犠牲にして、ネットワークのほかの植物を病気から守る」
今まで見てきた事実と矛盾しているものもありますが、どれも、本当ならおもしろいことばかりですよね。
そこで、本文。
今度出てくる科学者は、トマトで実験をします。
ペアのトマトを2つのグループに分け、ひとつは菌根とつながり、もう一つはつながらないようにします。
そのペアの、それぞれひとつに病気を感染させる。
すると、菌根とつながっている方は、免疫が強くなっています。
さらに・・というわけで、もっとユニークな、特質が明らかになっていくのですが、このあたりが1級英語の醍醐味です。
ひとつひとつの文を正確に理解する作業は、辞典を引いて、意味を当てはめていくだけではうまくいきません。
ひとつは、意味を正確に取るための文法力。
そして、単語の意味の広がりを知るためには英英辞典が役にたちます。
さらに、文の全体像をつかむため、きっちりとメッセージをつかむことも大切。
また、選択肢の中から、一番大切な部分を取り出して、長文の問題文と比べてみることが、必要です。
1級って、本当に面白い試験なんですよ!!