「論語」の冒頭にある文です。
「子曰く、学びて時にこれを習う、また喜ばしからずや」
金谷治さんの『孔子』によると、「学ぶ」とは英語のstudy にも通じますが、新しいことを知ること。
「習う」とはlearn 、つまり一つの物事をくりかえして習熟すること、だそうです。
『新しいことを知って、それに習熟する。楽しいことだね』
という意味になるそうです。
長い間、聖人としてあがめられてきた孔子の言行録が「論語」である、といわれています。
日本でも、かなり昔から愛唱されてきた書物です。
時代劇などを見ていると、寺子屋の子供たちが先生の後にくりかえしている「し、のたまわく・・・」は、「論語」なのでした。
以前、論語を読んでいたことがあります。
最近、引越しの荷物の中から、文庫本の「孔子」が出てきました。
これは「論語」というよりは孔子の生涯を記述した、入門書なのですが、数ページ読んだところで、つい読みふけってしまいました。
たまには古典を手にしてみるのも、学ぶものが多くあるようです。