高校2年の時からエブリに通ってきていたK君から大学合格のお知らせを受け取りました。暗誦と英作文が役に立ったと言っていただいてとてもうれしく思いました。
K君は、お兄さんからエブリのことを聞いて通い始めてくれました。もともと英語があまり好きではなかったK君ですが、特に暗誦が良い、と言われて通う気になってくれたようです。
K君のレッスンは90分。内容は次の通りでした。1,英文暗誦、2,英作文、3,英文読解です。
英文暗誦は、成人向きのクラスでも使っているニュース英語のリスニングを使いました。7-8行からなる各分野にわたるニュースを読み、くり返し音読して、最終的に暗誦していただきます。ひとまとまりの話なので、代名詞の使い方、文と文の結び付け方、パラグラフの作り方といった項目が、具体例を通じて身に付きます。全部で20近くのニュースを覚えてもらいました。
英作文は、ある程度余裕のある時に、やってもらいました。教材は「松本亨英作全集」第1巻と、K君の学校の出している大学出題問題集です。暗誦を通じて、英文を書くことにあまり抵抗がない状況になってきました。英作文では、与えられた日本文に対して、意味の近い英語表現を捜し出して、部分的に修正を加える「英借文」がのぞましい。実際、和文英訳を通じてある程度、表現力を身に付けた後、受験大学が出題する自由英作文を学ぶ方向に転換しました。文の構造を身に付けた後なので、パラグラフ構成を学んだあと、割と楽に作文することができたようです。
最後に長文読解です。こちらは、一文一文綿密に読むことを心がけました。特に文全体の構造を正確につかむことに力を注ぎました。主語がどこからどこまでで、どういう構文なのか、という文型の勉強が重要です。文中に知らない単語があっても、構文が掴んであれば、ある程度、内容を類推することができますし、わからない単語の重要性がわかるので、楽に長文を解決できます。
K君からの電話を受けたのは3月11日ですが、地味ですが、着実な勉強が効果を上げたのはわが意を得たり、という気持ちでとてもうれしく思いました。