Topic Sentence を活用した英文理解②

それでは、実際の英文を見てみましょう。

とりあえず、段落を一つずつ見て、先ほどの①A、①B,②、③のどれなのかを考えてみましょう。

In this modern age, communication is so fast that it is almost instant.  People’s lives have been changed because of the immediate spread of news.  Sometimes the speed is so rapid that it does not allow people time to think.  For example, leaders of countries have only minutes, or at most hours, to consider all the parts of a problem.  They are expected to answer immediately.  Once they had days and weeks to think before making decisions.

まず、一文ずつ、意味を考えていきましょう。

In this modern age, communication is so fast that it is almost instant.

現在においては、コミュニケーションは大変に速度が速いので、ほとんど瞬間的です。

Peoples lives have been changed because of the immediate spread of news.

人々の生活は、ニュース拡散のすごい速度のため、大きく変わりました。

Sometimes the speed is so rapid that it does not allow people time to think.

時として、そのスピードがあまりに速いため、人々は、考えるための時間を持つことができません。

For example, leaders of countries have only minutes, or at most hours, to consider all the parts of a problem.

例えば、国家のリーダーたちは、一つの問題のあらゆる面を考えるために、わずか数分、せいぜい数時間しか使うことができません。

They are expected to answer immediately.

彼ら(=国の指導者たち)は、すぐさま解答を出すことを期待されているのです。

Once they had days and weeks to think before making decisions.

かつては、こうした指導者たちは、決定を下すために何日も、何週間も考えることができました。

 

さて、ここまでで、ヒントになるのは、まずテーマが、コミュニケーションスピードの速さだ、ということですね。

その後、国のリーダーたちが、そのスピードに対応することが難しくなっている、というはなし。

さらに、最後の文で、「かつては」と過去には、リーダーたちに、もっと時間の余裕があった、という話になります。

冒頭3行は、コミュニケーションスピードが速い、というはなし。

4行目、For example, 以降は具体例ですね。

時間がない。いまは、答えを考えるのに、数分、せいぜい数時間ですよ。

かつては、数日、または数週間ありましたよ。

スピードが速い、がトピックセンテンス。

For example 以下は、具体例ですね。

したがって、①A ということになります。

このスタイルが、英文で書かれた場合、先が予想できて、読みやすい文、ということになります。

この部分をじっくり読んで、自分でも、具体的な文の書き方を覚えていくと、実際に英作文の場合に、仕える表現が増えてきます。

 

このトピックセンテンスを使った英作文の指導を実践的に行っています。

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