英検準1級のすすめ①ボキャブラリーと長文読解

私ども、エブリ・イングリッシュ・サービスでは、英検1級、準1級の受験対策コースを、メインコースに位置付けています。

その理由は、準1級は、いわば、高校の英語から卒業して、世の中で用いられている英語の世界に入門するレベルの英語であり、さらに1級は、入門レベルから、実際に、ビジネスや研究、自分の好きな世界へとコマを進めるための基礎レベル、実用英語への、とば口であると位置づけられるからです。

簡単に言うと、準1級は高校卒業レベル、1級は大学卒業レベルといってもよいかと思います。

だからといって、高校卒業の人ならだれでも準1級に合格できるわけではありませんし、まして1級は、大学生のほとんどにとっては、葉の立たない英語の世界と言ってよいでしょう。

準1級に絞ってお話をしましょう。

準1級には、おおざっぱに言って、3つの分野が十分に解答できる力が無くてはなりません。

一つ目は、ボキャブラリーと長文読解。

二つ目はリスニング。

三つ目は、英語作文力。

合格するためには、それぞれの分野で、80ポイント程度確実に得点する力が必要です。

一つ目のボキャブラリーと長文読解から説明しましょう。

実際に英文をある程度すらすらと読んでいくためには、最低限の単語力が必要です。

最低限の単語力、というのは、日常的な表現力としての単語です。

私たちは、まいにち、さまざまなカテゴリーの記事を読み、話しをし、さらにものを考えます。

たとえば、「新型コロナウイルス」。毎日、どれくらいの人たちが感染して、今日亡くなってしまった人は何人くらいいらっしゃるのか。東京の病床の状態は十分なのだろうか。自分がコロナにかかっていても、全く気にしないで、他の人たちと接触する人の考え方は理解できるか。

こうしたことが、曲がりなりにも、自分の英語で説明できるかどうか。

どのような表現でこうした問題を説明するのか。

これが、「最低限の単語力」と呼ぶべきものだろうと考えます。

まえに「音読の効用」と題した、コラムの中で、毎日、英語を音読することで、すこしずつ、人生に必要な表現を覚えていくこと。また、自分の人生のある一部分を英語で表現できるようになるためには、音読がとても役に立つ、というお話をさせていただきました。

まさにその通りで、準1級の方に読んでいただいている、「ニュース英語のリスニング」という本には、たとえば、災害であったり、事故、病、犯罪などに関わるニュースが取り上げられています。

これを繰り返し読んで、音読を重ねることで、ふっと英語ニュースを聞いた時に、「え、○○さんがなくなってしまったの?」とか、「わ、××市で、大変な事件が起きた!」といった具合に、すぐさま反応できるようになります。

それができると、次には、ニュースの細かな部分、ディテールを知りたくなります。

毎日の生活、自動車の運転をしていたり、人と話していたり、買い物をしていたり、そんな毎日の断片のなかでも、その特定の事件の話が出てくれば、つい、耳を傾けます。

これが、実際に準1級で要求されている『最低限の英語力』と言っていいでしょう。

たとえば、英語で書かれた新聞を読んだり、英語のニュースを聞いたり、そうするときにふと耳が「たちあがる」。

単語力同様、普通に教養のある大人が、ある事件や、出来事を、まとまった文に書きあげる。

こうした文にであったときに、メッセージをきちんと受け取ることができるだろうか。

こうした力が、準1級の「読み書き」に要求されていることだと言えると思います。

そうした立場から、もう一度、ご自分の英語力を見直してみると、どのくらいなのか、ということが見えてくるのではないでしょうか。

いくら問題集に取り組んでも、そうした考え方のスタンスを身につけないと、英検の問題は解きづらく、合格もしにくいものになってしまいます。

逆に言えば、こうしたことにある程度、興味関心を持つ習慣があれば、きっと準1級合格は難しいものではないと言えるでしょう。

あとの二つの要件については、また別の機会にお話ししましょう。

 

名古屋市東区の地下鉄「新栄町」駅から徒歩3分、セブンイレブンの入っているビルの605号室にエブリ・イングリッシュ・サービスはあります。

現在、コロナ禍を受け、各コースでは、マンツーマンあるいはリモート授業で対応しています。

英検1級、準1級を志していらっしゃる方、また音読をはじめ、リスニングや英作文といった特別な技能に特化した英語能力を身につけたい方、ぜひ、お問い合わせください。

ホームページから、もしくは、電話=052-934-1030までお問い合わせください。

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