エブリ・イングリッシュ・サービスの音読

よくお問い合わせを受けるのは、わたしたちが全コース必須としている、音読指導の方法についてです。

ここ数年、自由英作文と音読の重要性が、一般の学習者の方たちの間にも浸透してきました。

音読が大切、ということは、ご理解いただけるようになってきました。

では、なぜ、どのように、音読が有効なのか、どのように実施することが大切なのか、ということは、まだまだ知られていないようです。

そこで、改めてお話しする機会を設けることにいたしました。

音読は、声を出して英語を読むことです。

当たり前のようですが、まずここからスタートしましょう。

できるだけ、正確な発音で、始めはゆっくりと読んでいきます。

一通り、きちんと発音ができるようになったら、モデル音を参考に、すこしずつ感情を込めることが大切です。

そういう意味では、お話のある教材が良いのかな、とも思います。

以前、人魚姫のやさしい文の絵本を、英文で毎回、1-2行ずつ読んでいって、2か月ほどで1巻全部言えるようになった中学生がいます。

それまで、英語の勉強は全くやったことがなく、学校の授業で始めるのと同時に、こちらにも通っていただき、毎週1回、来ていただきました。

手元にあったDVDを利用して、一行ずつ進めていったところ、毎回、100回以上、繰り返して音読していき、最終的には、数十行あった物語全体を暗誦することができるようになりました。

ある意味で、この学習法は理想的です。

このあと、英文を暗誦しながら、書き取っていく方法で、単語のつづりも覚えていきました。

楽しいシーンや、悲しい場面などがいろいろあるストーリーだったので、男の子でしたが、英語は、好きな教科になり、熱心に暗唱をしてくれました。

毎回、レッスンにやってきては、最初のページの一行目から、少しずつ覚えていきました。

一回のレッスンで、だいたい20分から30分ほど、かけて、物語の復習を丁寧にします。

はじめは、わたしがモデルとして、英文を読み、その後に続けて繰り返してもらいます。

次に、英文を一行ずつ、交替で言います。

さらに、教科書(絵本)を伏せて、一行ずつ言ってもらう。

覚えきらないところもあるので、わたしもサポートしながら読んでいきます。

一通り終えたら、やり終えた部分を、わたしが文頭の語を言って、その後、続けて終わりまで行ってもらいます。

このときに、わたしも、そして生徒さんも、できるだけ感情をこめて、音に気持ちを入れる感じで読んでいきます。

ゆっくり読んでいる朗読なので、教材としてはとてもよかったと思います。

最近はあまり宣伝していないようですが、以前、イングリッシュ・アドベンチャーというリスニング教材がありました。

ベストセラー作家のシドニー・シェルダンが書き下ろした小説を、オーソン・ウエルズやケーシー・ケイサムのような著名俳優が朗読した、ドラマのような演出の録音を繰り返し聞いて、それを少しずつ覚える、というものでした。

実際に、わたしも、作家も、朗読している俳優たちもファンだったので、買い揃えたことがあります。

音質、英語、物語といずれをとっても、よくできた教材でした。

お話が12か月連続購読をメインにしているので、長すぎて、飽きてしまう人が出るだろうな、とは思いましたが。

こうした教材を利用すると、わたしたちがよく英語学習の折にやっている、一文暗記とはちがって、代名詞や、指示語などの使い方が分かります。

そうした意味では、さきほどの「人魚姫」は量的にもふさわしいものでした。

「クマのプーさん」のCDも出ていますが、これは、短編が集められた話なので、長すぎず、超といいと思います。

私たちは、このような教材を利用して、音読の練習をしています。

それぞれのレベルや、好みに合わせて、読みたい英文を繰り返し音読していただくのが、基本的な英文構造を記憶するには最も良い方法だと思います。

 

エブリ・イングリッシュ・サービスでは、毎レッスンごとに、暗誦の訓練をしています。興味のある方には、ぜひ、お越しいただいて、体験されると、「音読」に対する考えが大きく変わられると思います。

ぜひ、お問い合わせください。TEL052-934-1030 あるいは、こちらのホームページから。

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