地元書店は四苦八苦③

各書店の奮闘ぶりは次の通りです。

③ Take Vroman’s Bookstore, a 126-year-old institution in Pasadena, Calif.  It has more than 200 employees, 20,000 square feet of space and the rent to go along with it.  In a normal year, it hosts anywhere from 300 to 400 events, bringing in authors for readings and signings, along with customers who buy books and maybe a glass of wine from the bar.  But none of that is happening this year.

③1 カリフォルニア、パサデナにあるヴローマン書店を例にとろう。これは、126年続く由緒ある書店だ。ここには、200人を超える従業員がおり、2万平方フィートのスペースとそれに伴う賃貸料がかかっている。通常の年なら、この書店は、300から400のイベントを行い、著者に依頼して、本を買ってくれた顧客に対して、読書会やサイン会を開いている。また。バーではグラスワインを飲む会も開いている。しかし今年に関しては、そのようなイベントは全く行われていない。

 

Like many other stores, Vroman’s is hosting online events to promote new books, which can attract attendees from all over the country but generally bring in almost no money.  Last month, it emailed customers, imploring them to come back.  “Our foot traffic and sales are improving, but still down almost 40 percent, which will not keep us in business,” it said.  “If Vroman’s is to survive, sales must increase significantly from now through the holidays.”

 

③2 他の書店同様、ヴロマンでも新しい本の販売促進のためオンラインイベントを開いている。これは、国中から参加者を呼び寄せることができる。しかし、ほとんど金は儲からない。先月、この書店は、メールで顧客たちに、書店を訪ねてくれるようにという依頼を行った。「私たちの足での移動やセールスは、伸びている。それでも、売り上げは40%落ちていて、これでは、私たちは営業していけない」と書かれていた。「もしグロマン書店がいきのびるためには、売上は現在から、冬のクリスマスまで、大幅に伸びなくてはならない」

 

こうして読んでいくと、書店経営が本当に厳しくなっていることがよくわかります。たしかに、小さな書店は、毎年、確実に姿を消していきつつありますし、わたしたちでも、本を買う場合に、書店に出かけて衝動的に買うというよりは、インターネットで、最初から買おうと思っていた本を購入するということが圧倒的に多いですから。

 

③3 マックナリー・ジャクソン書店では、ここはマンハッタンからブルックリンまで、4つの支店をもち、2件の文具店も持っているが、売り上げは、「想像を絶するほどひどい」とオーナー、サラ・マックナリーは語っている。この6店舗を合わせても、通常の1つ恭子のソーホー地区の一見よりも少ないのだ。

③4 ソーホーは、通常、ニューヨークの最も忙しいショッピング地域だが、先週の素晴らしい秋の午後、ほとんどだれもおらず、静かなものだった。通常なら、人通りも激しく、それぞれのブロックで、人々のおしゃべりで騒がしいはずなのに。「今まで知らなかったことは、私たちの顧客の何人が旅行者なのか、ということだわ」とマックナリー女史は言う。「きっと私が思っていたよりもずっと多かったのね」

最後の、「うちの顧客は、かなりの数が旅行者なのね」というのは、日常的に訪れてくれるお客さんが地元の本屋さんにはいない、というちょっと辛口のコメントですね。

 

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