英検1級を目指す①
今回も英検は無事終了しました。
英検の各級の中でも、1級といえば、まさに高嶺の花です。
問題をちらっと見ただけで、単語も難しいし、長文やリスニングも厳しそう。
そして何より、1次の作文、2次のスピーチ。
こうした要因から、準1級の合格を手にしても、すぐに1級を標準にする方は少ないようです。
事実、3級→準2級→2級とつづく坂に比べて、準1級はぐっとレベルが高くなります。
いうなれば、2級までは、高校までで学習する、学校教育レベルであるのです。
ところが、準1級は、ボキャブラリーも長文も、超高校、というか、1流高校入試レベル、といってもよいでしょう。
そういう意味では、一筋縄でいく試験ではなさそうです。
実際、準1級を目指していても、なかなか希望を達成できない方も多いのです。
ボキャブラリーを見てみても、準1級の既出単語は、どちらかというと、日本で出されている英字新聞によく出るものが多い。
また、長文でも、今まで聞いたことのない話がでます。
出典はどこなのか、よくわからないけれど、今まで知らなかった、興味深い話です。
実際に調べてみると、事実なのですが、インターネットなどで見ても、あまり関心を持つことのなかった分野のものが多い。
このあたりの選び方は、興味深いものがあります。
リスニングにしても同じで、それまでの会話や、日常的な話題に比べて、科学や歴史に関する題材は、それなりに練習をしないと聞き取れません。
準1級からは、本腰を入れて勉強する必要があるのです。
それでは、1級は?というのが、このコラムの狙いです